別々に見えていたものが、一本になるまで
写真屋でも、ホームページ制作会社でも、システム会社でもありません。順番に話すと、たぶんいちばん分かりやすいと思うので、はじめから書きます。
岐阜・長良川のほとりで。
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どうやって動いているんだろう、と思っていた
子どもの頃から、パソコンや機械、電子機器、新しいサービスが好きでした。ただ新しいものが好きだったというより、これはどうやって動いているんだろう、もっと便利にできないだろうか、別の仕組みとつなげられないだろうか、とよく考えていました。
この性質は、今も変わっていません。
ここで身についたこと 仕組みを見ようとする癖。
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プログラマーとして働いた9年間
その後、プログラマーとして約9年間働きました。
この時期に身につけたのは、コードの書き方そのものよりも、考え方でした。システムがどう動くかを想像すること。大きな問題を小さく分けること。できるかどうかを判断すること。どこを調べれば答えに近づくかを見つけること。そして、つくった後の運用まで考えること。
ここで身についたこと 問題を分解して、実現できる道筋を見つける力。
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写真の世界へ
26歳頃に独立し、フォトグラファーになりました。結婚式の撮影を中心に、約12年。年間100件ほどの撮影をしていた時期もあります。出版社や新聞社、企業の撮影、SONYでのプロ講師も経験しました。
けれど、そこで身についたいちばん大きなものは、撮影の技術ではありませんでした。
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写真を通して、人を見ることを覚えた
人を撮り続けていると、だんだん見えるようになってくるものがあります。
この人が何を大切にしているか。その人らしさがどこに出るか。言葉になっていない要望。人と人の関係性。その場の空気。どこを見せれば、この人の魅力が伝わるか。
撮影は、相手の立場から必要なものを考える仕事でした。それはあとで、ホームページやデザイン、システムをつくるときにも、そのまま効いてきました。
ここで身についたこと 言葉になっていないものに気づく力。
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写真だけでは解決できないことがあった
独立して人と直接向き合っていると、写真の話をしていたはずが、別の困りごとが出てくることがあります。
ホームページが古くて、自分では触れない。制作会社と連絡が取れない。毎月同じ集計をしていて時間が足りない。せっかく撮った写真の、使いどころがない。
話を聞くうちに、本当に困っていることは撮影の外にある、と分かることが増えていきました。そこから、ホームページやデザイン、仕組みづくりへ、仕事の範囲が広がっていきました。
ここで身についたこと 依頼された内容の、その先にある目的を見ること。
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AIによって、持っていたものがつながった
AIが使えるようになって、変わったことがあります。
AIが新しい能力をくれたわけではありません。プログラマーだった頃の考え方、写真で覚えた人の見方、昔からの好奇心。それぞれ持ってはいたけれど、形にするまでに時間がかかりすぎて、実際の仕事にできなかったものが多くありました。
AIは、その距離を縮めてくれました。これは仕組みにできる、この方向から調べれば実現できる、この作業は自動化できる、このサービスとこのデータはつなげられる。そう見えたときに、実際につくれるようになった。それだけのことです。
けれど、それだけのことで、できる仕事の範囲は変わりました。
ここで身についたこと 見えていた道筋を、実際の形にできるようになった。
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そして今
今は、写真や動画を撮り、デザインをつくり、ホームページを制作し、業務に合わせた仕組みをつくっています。
外から見ると、ばらばらの仕事に見えるかもしれません。でも自分の中では、ひとつの仕事です。
話を聞いて、まだ言葉になっていないものを見つけて、必要な形にする。写真になるか、ホームページになるか、動く仕組みになるかは、そのあとで決まることです。
撮影の本番より前の時間に、その人らしさが出ることがあります。
世界が少し動く瞬間が、好きです。
- 誰かの思いが、別の誰かへ伝わった瞬間。
- ホームページを見た人が、ここにお願いしたい、と思った瞬間。
- 写真を見た人が、自分や家族の大切さに気づいた瞬間。
- 不便だった仕事が楽になって、その人が本来やりたかったことへ時間を使えるようになった瞬間。
一つの出会い、一つの写真、一つの言葉、一つの仕組みで、それまで止まっていたものが少し動き始める。HomeCameは、そのきっかけをつくりたいと思っています。
技術は、最後には道具です。
大切なのは、誰のために、何のために使うのか。
うまく言葉にできていない思いを聞くこと。その人が本当に実現したいことを、一緒に考えること。つくったものが、実際に役立つところまで見つめること。
何をつくれるかだけではなく、どのように向き合うかを大切にしています。
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相手のためが先に立っているか
事業なので、続けるための利益は大切にします。ただ、判断に迷ったときは、お金や計算より先に、相手のためになっているかへ戻ります。
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必要のないものを売らない
相手にとって必要のないものはおすすめしません。今は何もしなくてよい、とお伝えすることもあります。
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できないことを、できると言わない
実現が難しいこと、運用の負担が大きすぎることは、そのままお伝えします。
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費用や条件を曖昧にしない
何にいくらかかるのかを、はっきりお伝えします。内容の分からない管理費はいただきません。
仕事の進め方
- 01
話を聞く
何を伝えたいか、今どこで困っているか。まとまっていなくて構いません。
- 02
大切なものと困りごとを見つける
話しながら、まだ言葉になっていないものを一緒に探します。
- 03
目指す状態を一緒に考える
どうなれば嬉しいのか。そこを先に決めます。
- 04
必要な手段を選ぶ
写真、動画、デザイン、Web、システム。必要なものだけを選びます。
- 05
表現や仕組みとして形にする
実際に伝わる形、実際に動く形へつくります。
- 06
使える状態へ整える
公開・納品して終わりにせず、使える状態まで整えます。
- 07
使われ方を見ながら育てる
実際の使われ方に合わせて、直したり足したりしていきます。
これまで
- 約9年
- プログラマーとして勤務
- 26歳頃〜
- 独立し、フォトグラファーとして活動
- 約12年
- 結婚式撮影を中心に活動(年間100件規模の時期を含む)
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- 出版社・新聞社・企業などの撮影
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- SONY プロ講師
- 現在
- 写真・動画・デザイン・Web制作・システム開発・自動化
藤代 誉士(ふじしろ たかし)/岐阜県岐阜市